保険者シートに記載されている項目について、より深く学ぶことで、その項目がどのような意味を持ち、それをどうやって分析し、どのようにして活かしていくのかということは重要です。
ここでは、自治体(保険者)を中心に、保険者シートを活用していただくために以下の2つを紹介します。
保険者シート活用マニュアル
保険者が自地域の介護保険運用状況を把握し、地域マネジメントに保険者シートを活用できることを目的に、保険者シート活用マニュアルを作成しています。
活用マニュアルは、「介護保険の目的と全体像と保険者シートの概要の理解」を進める概要編、「自地域の位置・傾向を把握するための基本的理解」を目的とした基礎編を作成しています。
分析ツール
分析ツールは、介護保険事業の全体像を示した介護保険基本ロジックモデル(※)をもとに、各項目の趣旨を踏まえた指標を置くとともに、全国や都道府県の平均、前期計画時の指標と比較することができるようにしたものです。
この分析ツールは、保険者・市町村の担当者が、地域の現状・課題の分析、計画作成や事業の評価等を行うためのツールとして利用していただくことを想定しています。
分析ツールの使い方や留意事項等については「介護保険「保険者シート」分析ツールの利用にあたって」としてまとめています。
※ロジックモデル:事業がどのように目指す姿(成果:アウトカム)を実現していくのかを論理的に示したもの。
可視化ツール
保険者シートのデータを、ロジックモデル(施策や事業実施における資源投入・活動・結果・成果の因果関係を図式化した論理構造図)を活用して分析するツールです。
可視化ツールを利用する